SNS依存?ネット上で何十~何百人と友達が居るのに”寂しい”と感じる人が溢れる理由と対処法
プロファイリングと交流分析を使った「生き辛さの解消」や「相性・人間関係のモヤモヤ解消」のサポートを行っています。
JCPA認定子育てコミュニケーション心理士。
関西の諸大学にて英語講師業、身体も心もほぐす足圧ボディケアも行っています。
突然ですけど、SNS上の友達って何人ぐらい居ます?
・僕はtwitterではフォロワーが500人超えてますよ!
・ふっふっふ、、、私はFacebookでは友達300人以上居まっせ!!
・俺はインスタのフォロワー1000人以上居るぜ、どや!!!
、、、というように、割と誰でもSNS上では友達・フォロワーが沢山居たりしますよね。
ただ、そんな普段の生活の中で
「なんか寂しいなー」
「色んな人と連絡は取ってるけど、、、あれ、最近”楽しいお喋り”なんてしてないかも」
なんてことをよく思ってしまう事ってありませんか?
SNSでめちゃくちゃ友達が居て、昔よりもはるかに多くの人と繋がってるのにも関わらず。
昔よりもはるかに寂しい思いをしている人が多い今の世の中。
今回は【何故ネット上に沢山の友人・フォロワーが居るにも関わらず”寂しい“と思ってしまうのか】の理由の1つとその対策をお伝えします!
人との関係性が希薄になり”寂しい”と思ってしまう理由
ほんの10~20年前で考えるとこんなに莫大な人数と繋がっていることなんて無かったと思いませんか?
せいぜい学校や職場の人、親戚やご近所さん同士の繋がりばかり(のようなイメージ)でしたよね。
そんな「自分の周辺の人間以外の人とも沢山繋がれる」現代なのに、今の方が「寂しい」って思ってる人がめっちゃ多いんですよ。
よくよく考えれば不思議じゃないですか?
じゃあ何で「ネット上も含め、昔よりも遥かに繋がりが多い今の方が寂しい人が多い」と思います?
せっかくなので2秒だけ考えてみてください。
シンキングタイムすたーと!
。
。。。。
。。。。。。。。
はい、正解!!!
これを読んでいるあなた正解!!!(適当)
実はですね、これは現代人の「相手を想像する余裕の無さ」が原因なんですって。
例えば、携帯やSNSが今ほど普及していなかった、ほんのちょっと前までは電話や手紙をよく使っていました。
年賀状とかも送ってましたよね?
電話一つするのも、相手の”家の電話”に電話して「~くん居ますか?」なんて聞いたり。
こうした手紙や電話というのは
「(相手にとって)電話しても良い時間かな?」
「(年賀状や手紙で)こんなん書いたら喜んでくれるかな?」
というように、「相手がどう思うか」に多少なりとも考えを巡らせてから行うものでした。
そしてこの「相手がどう思うか」は日常会話だったり、誰かと直接的なコミュニケーションを取る上でも必要不可欠なものなんです。
「スピード重視」と「効率化」が無くしてしまった想像力
それにも関わらず、今は電話を掛ければ本人が出るのは当たり前。
インスタやLINE、フェイスブックにメールなどなど、「スピード重視!」「効率の良さ重視!」「便利さ!」でのコミュニケーションが当たり前になっている。
こうしたコミュニケーションだとどうしても「相手の事を考える」というのが雑になっちゃうんですよ。
だって自分の好きなタイミングで好きなように用件を伝えられますもの。
返信する方も、相手のことよりも自分のタイミング優先で返信しますよね。
すぐに返信するにせよ、あえてスルーして後で返信するにせよ。
要は相手の気持ちや状況を考える前に、自分の言いたいことを我先に言おうとするようになってしまっているのが現代のコミュニケーションなんですよね。
人間はやっぱり自分の事を理解してくれる人を信用したくなります。
でも、こんな「俺が俺が!!」「私のこと!!私のこと聞いて!!」みたいなコミュニケーションばかりに囲まれていたら誰が理解してくれたり信用してくれるんですかって話です。
自分の自慢話や不満ばかり言うおっちゃんとは友達になりたいと思わないのと一緒ですねー。
やっぱり「ちゃんと話を聞いてくれる人」と話が出来る方が嬉しいですもんね!
なので、「相手の事を考える余裕が無い」現代では、昔よりも何十倍~何百倍の人と繋がっているにも関わらず「心から信頼出来る人」というのが少ないと言えるのです。
対策は「相手の事を考える」だけで良い
これを今読んでいる貴方には”親友”と呼べるような友達や仲間は居ますか?
もし居るなら素晴らしいです!
きっと貴方は普段から他人の事をちゃんと考えて交流している方なんでしょう!
もし「いやー、あんまり思いつかないかも、、、」と思うなら、今からがチャンスですね!
他人とお話する時に
「相手はどう言って貰ったら嬉しいかな?」
「今連絡しても大丈夫かな?」
なんて考えるだけで今よりも信頼して貰えますし、信頼出来る人が増えていくでしょう。
また、例えば
・お土産を買う時に全員に渡す現地の名産よりも、その相手が好きそうな物を個別に選ぶ
・相手の仕事終わりや都合の良さそうなタイミングを考えて相手が喜びそうなメッセージを送る(お疲れ様!、大丈夫だった?etc)
・実際に誰かと一緒に居る時はスマホを触らない などなど
その特定の相手が不快な思いをしない or 嬉しいと感じるように意識する事で、「便利な沢山のネット上の友達」ではなく「信頼出来る友人」を作ることが出来るでしょう。
因みにちょっと番外編ですが、一緒に住んでいない恋人に「おはよう」とメッセージを飛ばすのも同じように「相手の事を考える」という気遣いの一つです。
以前それに関して記事を書いたので、もし興味がある方はこちらもどーぞ!↓
まとめ
以上、「ネット上で何十~何百人と友達が居るのに”寂しい”と感じる人が溢れる理由と対処法」のお話でした!
SNSはネット上のものですが、メッセージの届き先は現実に居る人間ですからね。
便利がゆえに僕もつい真夜中とかにメッセージを送ってしまいそうになる事もありますが、、、
「相手の事を考える」という気遣いは、日常会話だろうがSNSを使おうが同じく必要なことを忘れないようにしたいものです。
ではでは!
※今回のお話は以前メルマガ内にてお届けした内容です。
ほーん、何かよく分からんけどメルマガ面白そうやん?
ちょっと2~3通ぐらい読んでみたろ
パスカル
プロファイリングと交流分析を使った「生き辛さの解消」や「相性・人間関係のモヤモヤ解消」のサポートを行っています。
JCPA認定子育てコミュニケーション心理士。
関西の諸大学にて英語講師業、身体も心もほぐす足圧ボディケアも行っています。
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