「貴方は独りじゃないよ」「いつも傍に居るよ」だなんて大嘘つきだね
プロファイリングと交流分析を使った「生き辛さの解消」や「相性・人間関係のモヤモヤ解消」のサポートを行っています。
JCPA認定子育てコミュニケーション心理士。
関西の諸大学にて英語講師業、身体も心もほぐす足圧ボディケアも行っています。
「いつでも傍に居るから」
「貴方は独りじゃないよ」
「いつでも支えてる」
耳障りの良い言葉の羅列。
可愛いアイドルや煌びやかなイケメンアイドルの歌やドラマのセリフに慣れ過ぎて、猫も杓子もこんな言葉を使う。
言語を教える仕事も長年していた。
今、人の心に触れる仕事もしている。
だから”言葉”が持つ力も、言葉がいかに軽いか、いかに重みを持つかも多少は体感しているつもりで。
上で書いたような耳障りの良い言葉で救われるなら、多少でも心が軽くなるなら全然良いと思う。
でも本当に「いつでも傍に居る」人なんて居るのか、、?
と思ってしまう。
世の中に溢れるこれらの言葉と、実際に誰かが傍に居てくれて「寂しくない」「自分は独りじゃない」と”思えている”人の割合はイコールでは無い気がして仕方が無い。
今の日本で常に「寂しい」と思ってしまっている人がめちゃくちゃ多くないか。
10代~30代でそんな寂しさから来る息苦しさを抱えている人が溢れていないか。
40代以上で結婚していても、家庭に愛情を感じずにずっと表面的な寂しさを紛らわしている人が多すぎないか。
心理学を使った仕事をしているからそういう人達と接する機会が多いだけで、一般的な、過半数の人はそうじゃないんやろうか。
個人的な話だけれども。
今まで一緒に居てくれたパートナーが居た。
でも、いくら耳障りの良い言葉を言ってくれていても、、、最終的には、例えば悲しくてどうして良いか分からない時の多くは独りだった。
言葉の責任はひどく重くて。
綺麗な言葉はひどく軽くて。
うそつき。
やっぱり結局そばに居ないやんか。
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「大人」には時間が経てば誰でも成ることが出来る。
歳を重ねれば良いだけだから。
でも、「自分」には努力しないと成れない。
「貴方は特別な人だ」、、、なんて言って良いのは、努力して「自分」に成った人だけだ。
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なんて言葉を聞いたことがある。
自己同一性(アイデンティティ)の確立。
「自分はこういう人間だ」というのを、職業や年齢性別や趣味や好みなんてものを取っ払って、素の状態を確立出来ている状態。
「いつでも傍にいるから」
「貴方は独りじゃないよ」
なんて言葉を使う時も同じだと思う。
それを口にして相手に伝える覚悟も、どうか添えて欲しい。
私も、万が一、特別な相手に伝える時は覚悟を持って口にする。
それでやっと言葉に力が乗る。
これらの言葉はもはや「誓い」になる。
「誓い」にする努力を覚悟した人だけ使って良い言葉だと思う。
世の中は大嘘つきの集まりか。
もしくは愛情で溢れているか。
願わくば後者でありますよう。
プロファイリングと交流分析を使った「生き辛さの解消」や「相性・人間関係のモヤモヤ解消」のサポートを行っています。
JCPA認定子育てコミュニケーション心理士。
関西の諸大学にて英語講師業、身体も心もほぐす足圧ボディケアも行っています。
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