「自分の軸」が分からない??心理士がある瞬間に自分の生き方を見つけてとっっても楽になった話【自分軸の見つけ方】
プロファイリングと交流分析を使った「生き辛さの解消」や「相性・人間関係のモヤモヤ解消」のサポートを行っています。
JCPA認定子育てコミュニケーション心理士。
関西の諸大学にて英語講師業、身体も心もほぐす足圧ボディケアも行っています。
人生のある瞬間までは目標を持って生きていました。
その時々で動き方は変わるけど、、、、「ここに向かいたいから」というのはずっと自分の中にあって、何かを選択する時にそれが基準になって生きていたんです。
そんな基準があって生きるのは、とても生き易いのだということを知りました。
ただ、数年前、その目標が無くなりました。
そこから今は(このブログで色々お話していますが)、プロファイリングを使って自分と同じような「生き辛さ」を抱える人を助けたいなと思いつつ色々行動したりして。
でも、それも「これがしたいんだ!!!」っていう強い動機では無かったんですね。
どちらかと言えば、
「自分がそれほど苦も無く出来る」
「人に喜んでもらえる」
「社会貢献にもなる」
というような部分が重なっているからやろうかな、というのが大きかったような気がします。
目的ではなく、手段なんです。
自分が楽になれば、人を楽にしてあげられるなら別にプロファイリングじゃなくても良いんです。何でも良い。
まぁそんな形で「自分はこうやって生きたいんだ!!」という具体的な指標が無いまま、モヤモヤを抱えているのは分かっていても、「それはしょうがない。受け入れてのんびり生きて行こう」なんて分かったフリして生活を続けていたんです。
エネルギ-が無いまま、「芯」と言えるものが見つからないまま身体を動かしていました。
それは、言わば、「まだ死んでいないだけ」に近いような感覚で。
気力も活力も全開で「生きている!」とは言えないまま。
でも、この記事を書いてるまさに数時間前、「それ」が見つかったんです!!
自分の人生の方向性とも言って良いような、これから生きる上での自分の「指標」になるようなものを。
あくまで僕の例ですが。。。
子供の時から心理学にずっと触れているにも関わらず、今ようやく見つけられた(遅っ!!)一人の人間の生き方の「指標」のお話が出来ればなとキーボードを叩いています。
僕と同じように「自分の生き方を見つけたい」と、もがいている人の参考になれば良いな、なんて。
それでは本題↓↓
目次
生き方の指標はきっと「何に」じゃなくて「どんな風に」
人生の目標は?と聞かれたら、よく
・野球選手になることです!
・先生になりたい!アイドルになりたい!
・動物と触れ合える仕事!
・youtuberになること! etc
なんて耳にしたりしますよね。
こういう具体的な目標を言葉に出来る事はとても良い事だと思います!
具体的な目標がある方が、勉強したり、練習したり、行動に移せますもんね。
僕も「大学で英語の講師やりたいなー」って大学生の時に出来た目標がありました。
その”目標”というか指標がありつつ色んな経験をしてみようと、世界一周したりオーストラリアやスペインでワーホリしてみたり、ロシア人のパートナーと一緒にロシアで生活してみたり、、、
そうしたら、色んなご縁が重なって28歳ぐらいの時になんとロシアの大学で先生として働ける機会を貰えたんです!!
まぁーあれは嬉しかったし楽しかった!!
お給料無くてもずっとやりたい!!って思っていたぐらいには楽しめていました。
ただ、それが”叶ってしまった”あと。
色々あって全て失って日本に帰って来た時に、僕の中には何も残っていませんでした。
そりゃそうですよね、目標にしていたものが”叶ってしまった“んですから。
きっと「何かになる」という目標はとても強い思いの原動力と同時に、それが成就してしまったらあとに何も無くなってしまうんだろうと思います。
例えば「世界一のマラソン選手になる!」と努力した人が実際に世界一になってしまうと、その後に目指す上の目標が無くなってしまうような。。。そんな感じで。
で、そんな喪失感と一緒に日本に帰ってきて早くも数年。
今日、とある心理士の方とお話している中で、
「自分は「上品に」生きたいんだ!!」
という事に気が付いたんですね。
どういう経緯でそこに気が付いたかというのは後述しますが。
要は「上品な空間で生きる為に稼ぐ」という発想は今までの自分には無く、それはとても生きる上での原動力になりそうだと思ったんです。
あくまで一個人の例ですが。
「何になりたい」という目標も良いですが、「どんな風に生きたいか」というのがしっくり来ると、とても生き易くなるんじゃないかなと思います。
しかも、「何になりたいか」とは違ってそれが無くなることが無い!
その目標に到達しても「その状態」を楽しみに続けながら生きていくだけ。
「その状態」と一緒に生きていくので、逆に言えば死ぬまで洗練され続けるんです!
まぁなんて魅力的!!
「どんな風に生きたいか」の指標を見つける方法
じゃあ具体的に、僕はどんなプロセスでその「上品に」生きる という指標に気が付いたのか。
それに気が付くまでのプロセスはざっくり分けて2つありました。
①「先に自分を満たす」という考え方
②その満たし方の「純度」を理解する
というのの2つ。
1)「先に自分を満たす」という考え方
これはある種、「自分で自分の機嫌を取る」に近いものがあります。
①まず自分が幸せになり(自分が幸せを感じられる選択肢を選び)
②自分が満たされて、そこから溢れ出る気力やエネルギーで身近な人を満たし
③身近な人が満たされて初めてその周りや”一般の人々”を満たす
そんな感覚です。
これはとても有名な「ビジネスの基礎」として知られている考え方でもあります。
ただ、、、、、、個人的には
それは分かる。でも自分を満たす為にお金を稼ぐ必要があるでしょ?
捻くれTat
そしてお金を稼ぐ為には「一般の人々を満たしてあげる」必要があるんじゃないの?
捻くれTat
じゃあやっぱり自分より先に他の人の幸福の為に動かないとダメなんじゃない?
捻くれTat
と思っていました。
というか、この話をしてくれた心理士に直接そう言いました。
その心理士は
確かにそう。確かにそうなんだけど、そうじゃない
とある心理士
自分よりも先に他者を幸せにしようとするのは只の自己犠牲なんだ
とある心理士
そして、そんな自己犠牲をしている人から何かを受け取るのは、とても受け取りにくく感じてしまうんだ
とある心理士
そう言いながら、とある例を出してくれました。
それが「優しい母と子供」という話。
これ好きでしょ?これ美味しいよ、食べて!あなたの為に買って来たの!
母親
わーい!!ありがとう!あれ、お母さんは食べないの?お腹空いていないの?
子供
お母さんは良いのよ!キミが幸せならお母さんは幸せなの!!!
母親
そ、、そうなんだ、、、
子供
多くのお母さんがこういう風に子育てをされていると思います。
そしてそれは素晴らしい愛情ですし、お子さんが喜んでいるのを見るだけでこちらも嬉しくなりますよね。
もちろんこれは一般的に「愛情深いお母さんだなぁ」と見られますが、これが毎日の生活の中で常に起こっているならちょっと問題なんです。
ひょっとしたらこの記事をご覧になっている貴方も似たような事をされているかもしれませんが、、、
これをされ続けると、子供は親の愛情を素直に受け取ることに段々と抵抗が出て来てしまいます。
お母さんは自分よりも子供を大事にしています。
が、もし本当に子供に愛情を与えて心も満たしてあげるなら、何かを買って与える時に
「お母さん自身が好きな物、食べたい物も買って、自分も満たされた状態」で子供に何かを与える方が良いのです。
そうすれば子供は安心して愛情を受け取ることが出来ます。
「自分で自分を満たしてから相手も満たす」が大事なのです。
母と子供でもこれが起こってしまうのに、ましてやビジネス相手だったり「自分とお客さん」ならば尚の事。
余談ですが、僕個人の体験談としては。
僕が幼少のころ、離婚してシングルマザーになった母は早朝から夜中2~3時までずっと働いていました。
身を粉にして働いて頑張って僕や弟のご飯を買っておいてくれていたり、用意していてくれていましたが、、、僕はずっと「お母さんはご飯食べなくて大丈夫なのかな、、?」と思っていました。
母が自分の趣味を楽しんでいるのを見たことが無く(後から聞いたら仕事が趣味みたいなものだったらしいですが)、
「母が自分の為にお金を使っていないのに、自分がワガママを言ったらダメだ!!」と、何かが欲しくてもそれを口にしないようにしていました。(きっと同じような幼少期を過ごした人にはあるあるですよね)
これがもし母自身も何か趣味に没頭して楽しんだり、心地良さそうに自分の為にお金を使っている姿を見ていたら。
幼少期の僕はもっと気軽にワガママを言ったり「自分でお金を稼いで何か楽しみたい!」という思いを持っていたかもしれません。
話が逸れましたが、ビジネスでも同じ。
先に自分が満たされているから、お仕事相手の方も心地良く支払いが出来るんです。
そりゃそうですよね、ずっとどこか辛そうで必死な人にお金だったりお礼を渡すのは何か怖いですもんね。。。
ニコニコして余裕があって幸せそうな人に気持ち良くお礼出来る方がこっちも嬉しい。
ということで、「先に自分を満たす」という意識が大事なのがまず一つ。
2)満たし方の「純度」を理解する
その「自分を先に満たす」に加えて、その時の「自分の純度」がどのぐらいかを意識した方が良いと心理士の方に言われました。
「純度」ってなんやねんって感じなんですけど、ざっくり言うと「自分らしさ」とか「自分がそうありたい理想像にどこまで近いか」というのが「純度」だと思って頂ければオッケーです!
ただ、この「純度」というのがやっかいで「100%」じゃないと意味が無いんです。
自分らしさ95%でも、99%でもダメ。
何故かというと残りの5%や1%、足りてない部分を「他の人から奪おう」としてしまうんですって。
寂しさを埋めるために人に依存してしまったり、人のマネをしたり、借金してしまったり、人の気を引こうとリストカットしたり、羨んだりヤキモチを妬いたり、、
そんな事をしても他人から「奪おう」としている限り満たされることはないので、永遠にその悪循環が続いてしまう。
この「自分らしさの純度」は感覚的なものであり、「今の自分の純度はどのぐらいの%か」は自分しか分からないのです。
でも、「自分らしさ」は他の人に聞くと気が付くことも出来ます。
僕が今回これに気が付いたのは、その心理士の方と話をしていてひょんな事から大阪にある綺麗でお洒落なシェアオフィスの話になったからでした。
その心理士が
その洗練されたシェアオフィスによく行ってたけど、とっっっても良いよ!!!
とある心理士
君はそういう綺麗な場所、特に好きでしょ?
絶対気に入ると思うからぜひ行ってみて!!!
とある心理士
後でそのシェアオフィスのホームページを見てみましたが、とても魅力的で「ここで普段の仕事出来たら最高に心地良いやろなぁ、、、!!」とテンションが上がったんです。
同時に、「この場所を普段から使えるぐらいになりたいな。その為に稼ぐ!なら頑張れるかもしれない!」と強く思ったんです。
そしてこれは「誰か他の人のため」ではなく「自分のため」100%。
純度100%!
そして話を続けている内に、自分は「上品な場所や空間」が昔から好きなこと。
お金が無かくても”経験”を優先して色々な場所に居たけれど、それでも出来るだけ上品で洗練された場所に居ようとしていた事に気が付きました。
そして「上品に生きる」という言葉が何となく思い浮かんだ時、「これや!!」となったのです。
これが「自分は上品に生きたいんだ」と気が付いたキッカケでした。
かくして、少なくともこの記事を書いている今この瞬間の僕のモチベーションや生き方にも「上品に生きる」が根底にあります。
例えば「上品に生きる」を自分の軸にした時に、そのイメージに沿っていない内容のブログの記事をすぐに消したり、迷っていた事に対してもスパッと決断したりしました。
「イヤやけど今後の為に我慢して関係性を持っている方が良いかな、、」と思っていた人との関係をスッパリ切ったり。
「これよく着たな。高かったしな、、」と思いつつも、もうあまり着なくなった服を全て捨てたり。
理想とする「上品に生きている自分」にそぐわない物や、心地良くないものはその日を境にガンガン断捨離したのです。
今後迷うこともあるでしょうが、それでもその都度「自分の純度はどのぐらいか」で見直せますし、「上品に生きる事が出来る選択肢なのか?」という指標があれば迷いも減らせると思います。
ということで、「自分の純度」を意識することが大事なのが二つ目。
まとめ
以上、自分の生き方の軸を見つけてとっっても楽になった話でした!
大事なのは
①「先に自分を満たす」という考え方
②その満たし方の「純度」を理解する
ということ。
よくある自己啓発本に書いてあるような「今の自分を認めてあげて、今の自分でオッケー!」ももちろん良いんですが、
それだけじゃなくて自分の生き方の指標となるようなものを見つけて。
「どんな風に生きたいのか」を言葉にして、その生き方の「純度100%」を意識する。
そしてそれを判断基準に生活してみると、何か変わるかもしれませんよ!
僕自身がとても苦しんで、でも今これを見つけてとっっっっっても楽になったので自信を持ってお伝え出来ます!
同時にプロファイリングやカウンセリング、子育て心理学のセミナー内でもお話出来る良いネタが手に入りました! なんて。
あなたの「純度100%」の指標はどんなものですかね?
「どんな風に」生きたいか、それを考えた時に胸が高揚するような具体的な言葉は思い浮かびますか?
上品に生きる?
毎日ずーーーーっと笑って生きる?
魂を燃やすように、ずっと何かに没頭し続けながら生きる?
人に「可愛い!」「格好良い!」と言われながら生きる?
ひょっとしたらすぐには見つからないかもしれません。
ただ、「どんな風に生きたいか」が腑に落ちた時、あなたはきっととても楽になりますよ。
そして行動も生活も考え方も激変するでしょう。
時間が経てばそれも変化するかもしれませんけどね。
それも良し、です。
それでは今回はこの辺で。
ではでは。
プロファイリングと交流分析を使った「生き辛さの解消」や「相性・人間関係のモヤモヤ解消」のサポートを行っています。
JCPA認定子育てコミュニケーション心理士。
関西の諸大学にて英語講師業、身体も心もほぐす足圧ボディケアも行っています。
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