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【恋愛心理学】彼氏が「自分の元カレ」を嫉妬したり気にし過ぎるのは何で?心理的な原因と対処法をまとめてみた【男心】

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世界一周・ロシアの大学での講師業などの後に心理プロファイリングに出会った自由人。
プロファイリングと交流分析を使った「生き辛さの解消」や「相性・人間関係のモヤモヤ解消」のサポートを行っています。
JCPA認定子育てコミュニケーション心理士。
関西の諸大学にて講師業、身体も心もほぐす足圧ボディケアも行っています。
詳しいプロフィールはこちら

 

今の彼氏が自分の元カレに嫉妬したり気にし過ぎる

・「ここは来た事ある?」「やったことある?」と聞いてきて、「あるよー」と答えれば相手が勝手に傷付く

自分の過去に嫉妬されてもよく分からない。どうしようもないじゃんとよく思う

 

そんなお悩みを抱えていたりしませんか?

 

 

彼氏のことは好きだし一緒に居て楽しい。

でも、自分が今まで付き合って来た過去の彼氏に嫉妬してきたり、二人の関係を進展させようとしても曖昧な返事しかして来ない。

そんな中でいくら相手のことを考えても、その人の心理が全然分からなくて自分ばかりが悩んでしまい辛くなったりしますよね。

 

今回はこういう「自分の元カレ」を気にする男性の心理を解説すると共に、対処法もお伝えします。

 

 

 

「自分の元カレ」に嫉妬する心理のそもそもの原因は?

 

そもそも、彼氏が「自分の元カレ」や「自分の過去」に嫉妬したり怒ったりする心理はどういうものなんでしょうか。

 

 

パッと見では「独占欲」が原因なように思えますが、この原因の一つはその男性の「幼児性」です。

その彼氏に、子供の頃の親御さんとの関係を聞いた事はありますか?

どんな家庭環境だったかとか、親御さんとの仲や接され方はどんなのだったか。

 

もし聞いたことが無ければ、それとなく聞いてみて下さい。

 

 

何故「幼少期の親との関係」が問題になるのかというと、人間は特に幼少期に十分な愛情を貰えていないと「愛着障害」と言う色々な心の問題を抱えてしまいます。

そしてそれが満たされないまま大人になってしまう。

つまり、心の一部が子供のまま、身体や年齢だけが大人になってしまうということですね。

 

 

例を出して具体的に見てみましょうか。

 

ある親子を例にしてみますね。

ここに長男(3歳)、次男(1歳)の親子が居るとしましょう。

 

長男がお母さんに甘えたい、だっこして欲しいという時でも、どうしても次男に手が掛かってしまう場合があります。

そしてその場合、長男「お母さんを取られた」「お母さんは僕だけに優しくするべきなのに」「僕をもっと特別扱いするべきなのに」と思います。

 

基本的に子供は母親からの愛情で満たされていて初めて安心出来るので、その愛情が無くなりそうな場合は不安になるし様々な行動をします。

もっと自分を愛して欲しい」「自分だけを見て欲しい」「自分を特別扱いして欲しい」という風に強く思います。

これをグッと我慢するのか、怒って母親にワガママを言ったり悪戯をするのか、弟を蹴ったり殴ったりするのかは家庭環境やその子自身の気質によって変わりますが。

 

問題の根本は、「母親から愛情を貰えない(愛されてない)かもしれない」という不安から来ているんですね。

 

 

 

子供の心を抱えたまま大人になると

 

さて、この愛情が欲しいけど貰えないかもしれない」という不安を強く抱えたまま、男の子が大人になるとどうなるでしょうか?

 

大人になってからは「母親から愛情が欲しい!」とは思わなくなっても、代わりに誰かから愛情が欲しいと思います。

しかし幼少期にひどく傷付いている場合、無意識に「愛情が欲しいけど貰えないかもしれない」「裏切られるかもしれない」と思い込んでしまったりするのです。

 

彼女は自分の事を好きだと言ってくれている

嫉妬する男性

でもそれは本当?今は好きだと言ってても、後々愛情が無くなるんじゃない?本当にちゃんと愛情を向け続けてくれる?

嫉妬する男性

過去に彼氏が居た?その人たちに愛情が向いてたんでしょ??でもその人達とは別れてるんでしょ?

嫉妬する男性

というかそもそも、過去の人だろうが自分以外の人に愛情が向いているのはイヤだな(自分だけに愛情を向けて欲しいという嫉妬)

嫉妬する男性

自分のことを本当に好きなら、愛情を向け続けてくれなければならない!普通に考えたらそれが当然!!もっと特別扱いして!!僕だけに愛情を向けて!!!

嫉妬する男性

 

こんな感じで、過去に愛情が貰えなかった経験が不安や欠如感を起こし、どれだけ好きだと伝えても根本的な不安が溢れてしまうんですね。

 

 

また、自分の心を守る為の言動を起こす防衛機制(ぼうえいきせい)」という反応をしたりします。

例えば、

心を守る為の防衛機制

「この人は自分を好きだと言ってくれている」=「本当に好きなら、自分が何をしても愛情を与え続けてくれることが当たり前」という前提がある

⇒でも、母親からの愛情が与えられなかった思い出や経験がある

⇒この人も同じように裏切るんじゃないか?

⇒・恋人を雑に扱ってみることで「本当に自分を愛してくれるのか」を試したり

・色んな異性との関係を作っておいて「愛情を貰える相手が居なくなる」というリスクを避けたり

・「この人に決めた!!俺は何があってもこの人を愛する!」という決断を避けたり(←決断した後に裏切られて傷付くのを恐れ、自分が傷付かない為に決断しない)

 

 

また、大前提で異性は裏切るもの」と自分の中で確信(決め付け、思い込み)している場合もあります。

 

過去に付き合った人はその時好きだったのかもしれないけど、別れたんでしょ?

嫉妬する男性

じゃあ僕と付き合ったとして、今は好きでも元カレと同じように別れる可能性だってあるでしょ?

嫉妬する男性

(一時的に自分に愛情が向いていても、いつかその愛情が無くなってしまうんではないかと無意識に恐れている。「元カレ」という存在は、その「いつか愛情が向かなくなる」の証拠じゃないか!と捉えている)

 

 

 

「彼氏の元カノ」の交際期間に勝とうとする女性

 

また、似たような心の反応で「「彼氏の元カノ」の交際期間に勝とうとする女性」の場合があります。

 

今の彼氏は元カノと2年間付き合っていたらしい。

不安な女性

その元カノに負けたくないから意地でも2年以上付き合ってやった!

不安な女性

私の勝ちだ!!!私の方が愛されている!!

不安な女性

 

これも上記の男性と同じように愛着障害(幼少期に愛情を十分に貰えていない事による心の不安定さ)を抱えていますが、異性を試すのではなく自分自身の価値を高く見せることで自己肯定しようとします。

不安定な心の動き

⇒幼少期の愛情不足で自己肯定しにくくなっている

⇒自分には価値が無いんだと思ってしまう

⇒彼氏の元カノの交際期間よりも、自分が長く付き合っている(2年とか3年とか数字で分かりやすい)ことで「自分は彼氏に元カノよりも愛されている」「自分は彼氏の元カノよりも価値があると思おうとしている

⇒幼少期に貰えなかった愛情の不足分を補えていることを他者に見せつけている(SNSなどで自慢したり友達に自慢したりするも、自分の心の中はいつも不安がある)

 

実際にそれほどその彼氏を好きじゃなったり、凄く雑な扱いをされてしまっていても、「〇年間付き合う」という部分に数字に目が行ってしまっているならそれで自己肯定しようとしている可能性が高いでしょう。

「自分には彼氏が居る」「数年間付き合っている」という部分が大事で、「その彼氏と一緒に居たい」と思っている訳ではなかったりします。

 

 

どうすれば良い?対策は?

 

結局、自分の歴代の恋人に嫉妬している彼氏(彼女)はあなたから「本当に愛されているのか」「この先もずっと一緒に居てくれて愛情をくれるのか」「自分の味方でいてくれるのか」「裏切らないか」が心配で、不安でたまらないのです。

最初にお伝えしたようにその人の「幼児性」や「愛情不足」、更に言えば「不安」が根本的な原因なのです。

 

だからいくらあなたが「元カレ(元カノ)のことは今の私たちに関係ないでしょ?」と言っても相手は聞く耳をもちません。

だって本質的には「元カレ(元カノ)」のことは関係ないんですもの。

 

あなたからの愛情をちゃんと独占できるのか、自分に100%の愛情をずっと向け続けてくれるのか、を確認する為の手段として昔の恋人との関係性を聞いたり嫉妬しているだけなんですから。

 

なので、対処法としては

嫉妬してくる恋人への対処法

1)あなたがその恋人を物凄く特別扱いして、不安にならないぐらい愛情を注ぎ続ける

2)相手自身が自分はそういう愛情が不足しているからこんなに不安になってしまっているんだ」と自覚して、自分が変わる努力(パートナーを信じる等)をする

3)結婚してしまう(結婚はある種「あなたの絶対的な味方である」という契約だから安心出来る)

 

などが挙げられます。

「不安」を和らげる、愛情を満たすということが必要だ と言うことですね。

 

 

「3)結婚してしまう」は一番簡単に愛情を示す証拠なので安心出来ると思います。

ただし、先ほど書いた防衛機制の一つの中の「(自分が傷付かない為に)決断しない」があるとそもそも結婚しようとしないかもしれません。

 

また、「2)愛情不足を自覚して自分が変わる努力をする」無しで結婚してしまうと、その恋人はきっとあなたを「お母さん」代わりにするでしょう。

愛する努力よりも「愛されて当然」「愛されて当たり前」というのが出るので、片方に負担がとても掛かり続ける場合が多いです。

もちろんあなたがそれで良いのなら、それも一つの愛のカタチだと思います。

 

 

1)の「特別扱い」ですが、よくある嫉妬のカタチとしては

この店は来た事ある?

嫉妬深い彼氏

うん、あるよー!

彼女

何それ、元カレと?腹立つわー

嫉妬深い彼氏

↑(自分以外の人に愛情が向いていたのがイヤ、女性に清廉さや純白さや「経験の無さ」を無意識に求めている(自分に経験が無いから同じような経験の無さがない女性に「不潔」「遊び人」のようなイメージを抱える))

???

彼女

 

となってしまうので、

この店は来た事ある?

嫉妬深い彼氏

来た事はあるけど、この料理は食べたことないよ

彼女

一回食べてみたかったんだー!初めて一緒に食べるのが彼氏くんで良かった♪

彼女

へー、俺と食べるのが初めてなんだ!嬉しい!

嫉妬深い彼氏

 

というように、「初めて経験する」「あなたは特別な存在だ」という部分に焦点を当てたり強調して、それを言葉や態度で伝えると喜ぶでしょう。

ただ、常に不安や嫉妬を抱えている彼氏の本質的な部分の解決にはならないかもしれませんが。

 

 

こういった不安や嫉妬は、愛情不足、もしくは親離れ出来ていない人によく見られます。

根本的にはやはり「相手が安心するほどの深くて大きな愛情を与え続ける」か、「本人が心理学を勉強して自分で気が付き、改善しようとする」ことが一番良いと思います。

(人生経験を通して色々と傷付きながら成長することで自覚する方もいらっしゃいますが、こちらからは何も出来ないのがもどかしい)

 

また、カウンセリングを受けてみることで自覚することも有効です。

似たような問題を気付かずに抱えていて、プロファイリングを受けてみることで自覚された方々も過去に沢山居らっしゃったのでご興味があればこちらをご覧下さいね。

 

 

 

まとめ

 

以上、「彼氏が「自分の元カレ」を嫉妬したり気にし過ぎる心理と対処法」のお話でした。

 

恋愛は難しいものですが、本来は楽しいものだと思います。

更に言えば自分にとってプラスのエネルギーになる恋愛が良いですよね。

悩みばかりが出たり関係性を維持するのが苦しい恋愛よりも、癒しになったり「よっしゃ、頑張ろ!!」と元気が出たりするような関係性が良いですよね。

 

今の恋愛は、あなたにプラスのエネルギーをくれていますか?

心配や辛い思い、不安ばかりになっていませんか?

 

出来れば「自分の気持ちを大切にしてくれる相手」「自分が大事にしたいと思える相手」を選んで下さいね。

 

ではでは。

 

 

 

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詳しくは簡易プロファイリング後にて。

 

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